間取り

風水の間取りは空間にどう影響するの?

我々を取り巻く「生活空間」には【現実的な空間】と【心理的な空間】の2つに大別することができます。

【現実的な空間】とは人の生体に直接的に影響を与えているリアルな環境生活空間のことです。
もう1つは、【心理的な空間】とは環境を認識する人の心によって生み出された現実の空間を意味します。

人間の心は。「環境をどのように意識して感じ取れるかを「人の知覚」で判断し、
それが人の脳内に浸透して「内的空間」に「反応蓄積」されます。

【現実的な空間】と【心理的な空間】を八卦に取り入れて考えてみます。

風水的空間が人間にどう影響するの?

風水と人間の脳には関係がある

【現実的な空間】と【心理的な空間】は2つで1つの考えにたどり着きます。

人として身体と心は1つで表現していますが、現実的な考えとして「考え」=「意識」=「大脳」の仕組みととらえ、「大脳の仕組む」として脳科学者のポール・マクリーン(米)が提唱した「脳の三位一体説」を私は支持しています。

極端な考えと思うかもしれませんが、私は風水の「三才」の考えと相似しているように思うのです。
大脳の中枢を3つに分けて、人の八卦として現わすことが出来ます。

風水では人の生年月日で中国流風水年齢で八卦を出せば、その人の個性的性情が見抜けるのです。

人間の「大脳」には「三才」(3つの機能:思考・感情・本能)がある

脳科学者のポール・マクリーンによると、人間の脳には一枚岩ではなく、
進化のプロセスに応じて【3つの層】に分かれた「建て増し住宅」みたいになっているそうです。
3つの層とは、以下の3つの機能のことです。

風水・家相が求める東洋思想の陰:陽の考えは、「陰」は一点に集約され、
「陽」はエネルギーを拡散するという考えが根底にあります。

それは、奇しくもここ100年の科学的な観点と相似する部分が多いのです。
「陰」は粒子の性質を帯び、「陽」は波動の性質を持ちます。

つまり「陰陽」は空間に存在するということになるのです。
クリストファ・ラングストン(アメリカ合衆国の計算機科学者。

人工生命の研究で知られる)氏が提唱した「カオス」の理論の科学的な「カオスの世界」は、私が東洋的に捉えると、
これは「混沌」+「変化」で「混化(こんか)」(私の造語)で表しこれを「人」と考えました。

風水の中で出てくる「三才」とは、「天・人・地」と現しますが、これにはいろいろな解釈が出来ます。

8方位と「大脳」の関係とは

【乾】

忙しく活動的な人を意味します。頭もよく思いやりも有り、行動力もあります。何事にも積極性に取り込み、成果を出す人です。
攻めの強さも十分ですが、ただやり過ぎるところがあるので何事も控えてください。

【兌】

この人は、感情が豊かで行動力もありますが、考えずに追いかけてしまう人が多い。
口は飲食の悦びやおしゃべりを楽しみをもたらしますが、思慮不足で周囲に迷惑をかけることも多いようです。

【離】

感情には左右されません。物事を冷静に判断し、自分の考えを即座に実行に移す行動屋。
役に立たないものは感情を交えずにバッサリと切ることができる冷徹さもこの人物のタイプです。

【震】

物事をあまり深く考える人ではなく情緒的にも不安定な人であり、行動力は群を抜いて
活動的な人が多いです。一貫性のない行動を取りやすい。
リーダーシップに憧れる。体育会系の人に多いです。

【巽】

行動力が欠ける人が多い。優柔不断な人も多い。
要するに考えてばかりで決断できないタイプです。ただ、頭が良い人もたしかなので日常の努力で運が開ける人も出る。

【坎】

物事を合理的に割り切れるタイプではありません。しかし、当たって砕けろという行動力にも欠けており、ただ感情だけが高ぶっている状態です。

問題が起きてもひたすら悩み苦しんでいるだけです。
現実に行動を起こして解決しようとはしないタイプの人物が多い。

【艮】

思考中枢だけが目覚めて活動しているタイプです。
アクションを起こすこともなく感情的にも動かない人です。
ただ頭の中だけ忙しく働かせ山のように静かでも動かない人です。

【坤】

考えの中枢として受け身の状態の人。
何もしない様に見えるタイプ。

あるいは、どんな頼みも優しく受け入れる需要的な人物とみなされる。
家庭のすべてを支えてくれる安定感のある強さもある人です。

神社にも、陰陽はある

神社にも、陰陽はあるそうです。
神社などの本殿には、特徴的な屋根の棟の両端に交差して突き出ている層食材が目に入ります。
その木材のことを「千木」(ちぎ)と呼びます。

この「千木」を見れば【陰】(女)か【陽】(男)かを形でシンボルとして現わ
されているそうです。日本の神を祀るところにも「陰陽」は生かされています。
日本の陰陽も国の発展のためのシンボルとして支えあっているのです。