千堂霊山
佐世保の続きです。
この地域にも修験道の流れがあります。
修験道は、日本古来の山岳信仰が仏教に取り入れられた日本独特の宗教であります。
仏教のはるか前から存在し、人々の信仰のある地やエネルギーのある場所は、磁場のある場所に置かれます。
社寺仏閣が置かれる所には、エネルギーを求める人達が知らず知らずと伝承と言い伝えに基づいて、
御利益を求めて来ます。その中で、いろいろな人と人の交流も生まれてきました。
修験道の実践者を修験者や山伏ともいわれました。
その中の中核となる方に「役行者」(えんのぎょうじゃ)さんがおられます。
この「役行者」さんのことを、道教を学ばれ修験の中に生かされ、
当時の墓相(風水)のトップランナーであったと考えています。
佐世保の地として、修験の地と思われる場所は、「平戸(松浦)八景」といわれるところです。
ここには景勝地があります。基本的には岩、洞穴、滝が中心となります。
この平戸八景の1つに、空海さんが訪れた所で、西蓮寺の裏に「眼鏡岩」(めがねいわ)が有ります。
高さ10m、横幅20mの屏風状の岩に巨大な穴が2つ自然にくり抜かれて、
眼鏡状になった不思議な奇岩で地元の伝承で鬼が作ったともいわれます。
中央の支柱部に彫られた千手観音や梵字は、空海が渡唐成就、民安寧のため、揮毫されたものがありました。
ここにも、修験者が修行していました。
特に、佐世保地区から北松浦地区にかけ、岩場、洞穴遺跡が多数あるようですね。
ここに風水的なものを感じました。
これからも、風水を感じたことや書ききれなかったことをドンドン書いていきます。