コラム記事

奈良の三輪山の頂上での【神立(かんだち)】

千堂霊山
千堂霊山
前回の三輪山の続きです。

三輪山の頂上に着いたら、祠とゴツゴツした岩がありました。全体がご神体です。

そして、天気がずっと悪かったのが、頂上に着いたとたん天気が好転し晴天になっていきます。

友人が私に、神様が喜んで導いてくれた・・・と言ったのを今でも心に留めています。
20分程、幸福感に浸りました。

時間が経ち、帰り際に立派な祠を見ると、山の尾根の上空に薄く棒状の縦の光の束が見えます。
これが【神立(かんだち)】(光の棒)と云われるものかと、感じ入りました。写真に撮れないのが残念です。

以前、私は京都の安倍晴明をお祀りする「清明神社」で、この【神立(かんだち)】を見ていますので、納得です。
友人と手を合わせました。

帰り道は足取りも早く、森の中は相変わらず曇りの薄暗さが続いています。
まだ、午後2時くらいなのに自然の奥深さを感じます。

入山口の入り口まで戻ってきた時は安心感と達成感が湧いてきました。
参拝出来て良かった、と思いながら大神神社の境内入口の三輪鳥居までやってきて、

その三輪鳥居をくぐって結界の外へ出た瞬間、いきなりドドーンと雷と同時にバケツをひっくり返したような大雨が降ってきました。
ドドーンと3~4回の稲光が鳴りました。
私は、大神神社の神様が「また来いよ~。がんばれよ~。」と、応援いただいていると勝手に良い方へ考えました。

このような貴重な経験をもってこの地を後にしました。
ぜひ、またここへ来たいと思います。