コラム記事

沖縄の聖地に行ってみた1

はじめまして、千堂霊山です。
このコラムでは、私が感じたことや、今まで実際に足を運んでそこでいろいろ感じたことなど、
思うままに書いていこうと思います。

今回は、沖縄について書いてみます。

数年前ですが、沖縄に行った時、ここは日本でもない中国でもないな、という不思議な感覚を覚えました。
そして沖縄は、独自の風水観があり、いたるところにその名残が多いです。

沖縄が琉球王朝の時は、東南アジアや中国との貿易や文化的交流などがあり、
琉球から中国の福建省への風水留学があったそうです。

現在の那覇市久米町は、当時は中国帰化人の居留地跡地で、
中国・福建省から渡来したエリート集団と技術者の集団で構成されていたといいます。

ちなみに琉球で一番有名な風水師は「蔡温」と呼ばれる人です。
沖縄は昔から風水文化が浸透している場所です。
中国から来た風水より琉球独自の風水に発展したと考えられます。

沖縄本島の知念村に「斎場御嶽(せいふぁーうたき)」があります。
琉球王国の創世神「アマミキヨ」が作ったといわれる琉球王国の聖地といわれるところです。

ここは三角形のトンネルがあり、ここに入ったら暖かく何かに包まれる感覚になりました。
右側の岩と左側の岩がバランスをとっているので、私はこれを「浄化安定の地」と考えます。

これを斎場御嶽では「三庫理(さんぐーい)」と、ガイドさんに教えていただきました。
右側の壁に参拝した後、久高島の方を見て参拝する手順になっているそうです。

ガイドさんに話しを聞いたところ、この斎場御嶽の原始の森の中に6つの神域(聖域)があり、
そこは「イビ」と呼ばれ、御門口の所に香炉が鎮座(置かれて)します。

そして、香炉の周りに原始の森の一部が枝やシダの葉などから水滴が滴り落ちる所に受け皿などを置き、
御神水として使用している方もいると聞きました。

風が吹くと、身体に心地良く、木々のざわめきと小鳥達のさえずりが遠くの方へ流れていきました。
たまたま、枝に蝶々が止まっていたのた。その蝶々に気づいたガイドさんはその蝶々に手を合わせていました。

ガイドさんに聞くと、「なんでも”御嶽の使い”と考えています」と教えてくれました。
「守護蝶」なのかな、と私は思いました。

この地域は神秘的な雰囲気に満ちた緑の空間で清々しいです。
皆さんも癒しの時間としておすすめします。
鳥のさえずり、そよぐ風、森の気配とマイナスイオンを心と身体で感じてください。