アーカイブ(旅日記)

台湾編5

2008年

ここが、赤崁樓の向かいにあるお廟(祀典武廟)です。
赤崁樓の南側、通りを挟んだところがここです。
創建は1720年ということで台湾で一番古い廟ということです。
台北の龍山寺よりも古く、さすが台湾の古都と言われる台南です。

赤崁樓を出たら、ここ(祀典武廟)のお祭りに出くわしました。
縁起がいいですね!!

お廟に行った時は、必ずと言っていいほど、
2つの半月型の筊「神杯(センペイ)」を手に持ち、
お願いごとや祈りを唱えて放り投げます。
この道具を使い、神様と意思の疎通を図ります。
杯筊は裏表の2面あり、平らな面を「陰面」‐影の面といい、
ふっくらしているもう1つの面を「陽面」‐陽の面といいます。
占う際、2つとも陰面が上向きだった場合は「笑筊」‐シャオチャウといい、
願った内容がハッキリしていない時や時(縁)がまだきていない、
あるいは特に神様からの意見はないということを表します。

片方が表、もう片方が裏となったら、神様がおみくじを引いていいよ、
ということになり、おみくじを引くことができます。
「神杯」を投げてもいい回数は3回までだそうです。
3回投げても、片方が表もう片方が裏とならなかった時は、
その日は、おみくじは引けません。

ここでも、片方が表もう片方が裏となり、おみくじを引くことができました。
それも1回目で・・・
ガイドさんがうらやましがっていました。
(どうもガイドさんは、ダメだったようです。。。。)


入り口の方から見た感じです。
お参りを済ませた頃には、
お祭りのスタッフ(?)の人達が、儀式をしていました。


これは冥銭(めいせん)です。
冥銭(めいせん)とは、副葬品のひとつで、金銭、または金銭を模した物です。
これらの副葬品は「あの世でお金に困らないように」や「三途の川の渡し賃」などの理由によって死者と共に埋葬や火葬などされます。
あの世で困らないように、現代では冥銭だけでなく携帯電話のおもちゃなど、いろいろ作られています。


ここは、延平郡王祠。
オランダ人を追い払った鄭成功の功績を讃える祠です。
この方が、鄭成功です。
この祠は1662年、彼を慕う人々によって
創建され開山王廟と名付けられました。
日本統治時代には開山神社と改称され、第二次世界大戦終了後、
社殿は壊されすべて新しい建物に変えられ今日に至ります。

延平郡王祠のお参りを済ませて門の所に来たら、
お祭りにまた出くわしました。
今回の台湾は本当に縁起が良いです。


この観光地図の看板の通り、見所が密集しています。