2008年
ここは、台南の城隍廟です。
ガイドさんに、「今度は、怖い怖い場所へ連れて行きますよ」と、
言われながらここへ来ました。
城隍廟というのは、ここだけでなく各地にあるようです。
土地の神様の一種で、守護神だったものが道教の影響を受けて、
そこに住む人間の生前の悪事を配下の神様を使って見晴らせて、
死後それを裁いて報いを受けさせる裁判官のような存在だそうです。
その神様の配下の神様というのが、
七爺(チーイェ)と八爺(パーイェ)だそうです。
いわゆる「黒白無常」のことです。
人が亡くなると一番にやってきてその魂を城隍爺のところへ
連れてくる役割を持っています。
この右の舌を長く出している方が七爺です。
(先ほどとは違うお廟の写真ですが)
先ほどの七爺の向かいに祀られているこの方が、八爺です。
ここで、このお廟の人から七爺と八爺の説明を聞きました。
七爺は背が高く、八爺は色が黒くて背が低く、この二人は大の親友でした。
ある時、2人は橋の下で待ち合わせをしましたが、
八爺が待てど暮らせど七爺はやってきません。
そのうち大雨が降って来ましたが八爺は友への忠誠心のため動こうとせず、
氾濫した川にのまれ溺死してしまいます。それをあとで知った七爺は、
大変悲しみ首を吊って死んでしまいます。
2人は死後、城隍爺に召喚され部下として2人仲良任務に
あたっているのだそうです。七爺は、ベロンと出た長い舌が特徴です。
首吊りをしたので舌が出ているのだそうです。
八爺は、小さくて黒いです。
そういえば、ガイドさんはここにいる間、ずーと緊張していました。
何か悪いことでも身に覚えがあるのでは?・・・・・(笑)
そういえば、まだこの七爺と八爺のことを知らなかった時、
台湾からの相談者に、小さい二人のお爺さんが後ろに見えることを
伝えたことがありましたが、
その相談者はものすごく怖がっていたことを憶えています。
しかし、この時見えた二人の小さいお爺さんは、七爺と八爺ではなかった気がします。
このお廟の外側入口の右端にある小さな祠です。
台南といえば、度小月の担仔麺は有名ということで、
ガイドさんに連れてきてもらいました。
ものすごい混んでいました。
いやーー、おいしかったです。
目の前で作るところをしっかり見ました。
度小月担仔麺には100年以上の歴史があるそうです。
日本や欧米から訪れるお客さんが多く、
現在ではお客さんの約3割が日本人だとか・・・