アーカイブ(旅日記)

台湾編4

2008年


台南の赤崁楼(せきかんろう)に行ってきました。
別名を赤嵌楼、紅毛楼 ともいわれるそうです。
1653年にオランダ人と漢人の衝突事件である郭懷一事件(1652年)の後に、
オランダ人によって築城された建物です。

この地域での鄭成功の活躍は有名です。
鄭成功(日本名は田川福松)の父は明の人で母は長崎の平戸市の藩士の娘です。
この鄭成功の母が長崎出身で、私も長崎なのでとても親近感があります。
(鄭成功は、生地は平戸でそのまま幼少期を過ごしたが、後に明の軍人になりました。
鄭成功の弟は母と共に日本として留まり、後に商売が成功し鄭成功を経済的に支えたそうです)

この建物の中に、鄭成功の姿絵が展示してありましたが、
ガイドさんがその絵を見て、”日本人の顔ですね”、と言っていたのが印象的でした。
私には、どこをもってして日本人の特徴なのかは分かりませんでしたが・・・
たぶん違和感を感じていたのだろうと思いました。


この人が鄭成功です。

台湾・中国では民族的英雄(ヒーロー)として描かれており、
特に台湾国民と民進党および国民党から、清と対抗しオランダ軍(東インド会社)を討ち払ったことから、総理・孫文、総裁・蔣介石とならぶ「三人の国神・国民の父」の一人として尊敬されているとういうことですが、
・・・台湾の歴史においては、外来政権の扱いになっていました。


この像は、鄭成功にオランダが投降したところらしいです。