こんにちは。麒麟堂の霊山です。
家を新築する時やリフォームする時に風水が気になる人はいるのではないですか?
せっかく家を建てるのだから風水をきちんと考えたい!
こう思う人は多いですよね。
でも、何から考えたらいいのかよくわからないですよね。いろいろ調べ始めると途中からわからくなるのはよくあることです。
しかし、新築を建てる時やリフォームする時に風水の間取りを無視すると、思わぬ災害が起こってしまう可能性があります。
そうならないためにも、まずはしっかり風水の間取りについて理解しましょう。
では早速、風水の間取りについて詳しく見ていきましょう。
風水の間取りと方角は8方位に分かれる
日本ではこれに加えて家相学も合わせて考えることが多いのですが、共通しているのは、8つの方位なのです。
この8つの方位というのは、間取りを考える上で最も重要なことです。
8つの方角とは、「北」「南」「東」「西」「北東」「西南」「北西」「南東」 を45°ずつ分けた方位のことです。
それぞれの方角に、違った意味と作用があります。
基本的には・・・・・・・・・
北東(鬼門) ~ 南西(裏鬼門) のエネルギーの道を「猿の道」、「仏の道」と云い、
北西 ~ 東南 のエネルギーの道を「天狗の道」、「神の道」と云う、言い伝えがあります。
※風水では本来、【南】が上に来ます(⇒後天八卦図)。
しかし、ここでは一般的にわかりやすいように【北】を上で説明します。
風水の間取りの方角全体像
それぞれの方角には意味と作用がある
風水の間取りの方角「北」「南」
【意味】
社会運、夫婦仲、対人関係を司る方位とされ、学問や知恵を育む方位ともされます。
【適応する間取り】
- 夫婦の寝室
- 主人の書斎
- 学力向上の目的で子供部屋
※凶作用として、商売繁盛と健康運に気を付けてください。
【意味】
成功、出世、名声、名誉、達成を司る方位とされています。また、精神(心)に影響をもたらす
方位であり、 社会運や家庭運に安定をもたらす方位ともされています。
【適応する間取り】
- リビング
- 客間
- バルコニー
- 子供の出世、成功を願うなら子供部屋に最適です。
※凶作用として、対人関係に気を付けてください。
風水の間取りの方角「東」「西」
【意味】
発展成長、家庭運、商売繁盛、健康運、社会的成功などをもたらす方位とされています
【適応する間取り】
- 玄関
- リビング
- 寝室
- 客間
- 水回り
などを配置すると良いとされます。
※凶作用として、財運、金運に気を付けてください。
【意味】
財運、金運を司る方位とされています。なお、財運を司るという意味を踏まえて、
私は「西は閉める!」という考えで、玄関や出入り口は作らないです。
これは、散財を防ぎ、財運を上げるという意味を活かしているのです。水回り、寝室に良く、
子供の金運を望むなら子供部屋です。
【適応する間取り】
- 水回り
- 寝室
- 子供部屋
※凶作用として、家庭運、健康運に気を付けてください。
風水の間取りの方角「北東」「西南」
【意味】
相続運、転職運、不動産運、変化をもたらす方位といわれています。
また、古くからは表鬼門といわれ災禍をもたらす方位ともいわれます。
- 相続運
- 転職運
- 不動産運
- 変化
【適応する間取り】
- 隠居部屋
- 寝室
- 納戸
- 押入れ
- ウオークインクローゼット
※凶作用として、精神(メンタル)面に気を付けてください。
【意味】
家庭運、健康運に関係し、女性(主婦)が支配する方位とされています。
また、古くからは裏鬼門といわれ表鬼門(北東)とセットで不吉とされています。
- 家庭運
- 健康運
- 主婦
【適応する間取り】
- 隠居部屋
- 納戸部屋
※凶作用として、女性の精神的、免疫等に問題がある方は凶作用が出やすいので注意してください。
風水の間取りの方角「北西」「南東」
【意味】
主人の支配する方位といわれています。一家の主の仕事部屋や書斎として使用すれば
社会的信用と成功さらに財運を上げることができるといわれています。
この方位の間取りを女性が使用すると、嫁であれば「かかあ天下」となり、姑であれば「嫁姑問題」が
生じ、女主の相が強く出ます。
- 主人の支配する方位
- 社会的信用と成功
- 財運
【適応する間取り】
- 夫婦の寝室
- 主人の仕事部屋
- 主人の書斎
※凶作用として、財運がありすぎて人間関係を注意してください。五臓の病気にも気をつけてください。
【意味】
財運、商売運、出世運に影響をもたらす方位であり、八方位中最も良い方位とされます。
玄関や門はもちろんのこと、子供部屋や寝室に最適であり、水回りを配置してもかまい
ません。特にこの方位に玄関や門を築けば「福徳招来」が倍増するといわれています。
【適応する間取り】
- 玄関
- 門
- 子供部屋
- 寝室
- 水回り
※凶作用として、人間関係や社会運に気をつけてください。
。
風水の間取りの方角を無視するとどうなるの?
健康を損ねる
風水は環境学であることから、健康のために良い環境を整えるのは当然のことです。
特に寝ることは重要です。気を整え明日への活力を養う寝室の間取りの方位に注意
しましょう。この方位が悪いと、寝ていても神経が休まらないことになり、睡眠不足
や体の不調にもつながります。
全体としては、家の気の流れが悪いと滞りができ、病気になりやすいです。
家の形状も重要です。変形した形の家は、家族全員に健康状態に悪い影響を及ぼします。
家の中心から見た方位は、体の各箇所に相当するとも考えられています。
住む人の運気が下がる
間取りが悪ければ、家に気の流れがよどんで運気も下がります。
特に玄関は気が出入りするところなので重要です。
玄関は決して北東(鬼門)と南西(裏鬼門)に配置してはなりません。
悪い気の作用が発生するからです。昔から鬼門と裏鬼門にはいろいろな措置がなされてきました。
たとえば、有名なのが「京都御所」です。鬼門のところをわざと欠けさせ塀の上の屋根には
魔除けの力を持つと言われる猿の木彫りが置かれこれを鬼門よけとしています。
住む人と家の相性が合わないことがある
人によって風水の間取りの方角は違います。生年月日によって本命卦が異なるからです。
生まれた年に基づいて家の吉凶方位が違います。本命卦は、男女でも異なります。
(九星気学では男女は同一です) それは、男女に、「陰陽」の違いがあるためです。
さらに、家自体にも吉凶方位があり、これは「宅卦」で判断します。
(ちなみに「八宅風水」という流派が有名です)
風水の間取りの方角の調べ方とは?
まず家の中心を測ることから始める
家の方角は、家の中心が定まらないと何も決められません。陽宅風水では家の中心のことを【太極】といいます。
【太極】とは、風水上の用語です。万物を構成する陰陽2つの気に分かれる前の根源の気のことをいいます。
ここを家の基点としています。
家の四隅の対角線が交わるところがその家の中心です。
しかし家の形は常に矩形(四角形)とは限りません。張りや欠けも考慮しなければなりません。
張りや欠けは、1/3以内のものであれば、無視して線を引いても構いません。
1/3以上のものは、調整して中心を測ります。
ではどうするのかというと、私はその地に実際に行ってその場所から伝わってくるインスピレーションで最終的には判断をしています。たとえば、土地から選定する場合は、その土地がいいかどうかは直に裸足で立ってみて、その地下の水脈や磁場なども考慮して購入してもいいかどうかを判断します。まれにエネルギーがその人に合わない場合は購入を見送るような助言もします。そしてまた、その対策もします。
北を確定する
家の中心【太極】の次に決めなければならないのは北をどこに決めるかが重要になります。北をどことするかは流派がいろいろあり、基準となるものは2つあります。方位を見るときの基本となるのは「北」です。
地球の回転軸は、北極星を示します。地球の北極点と南極点を結んだ子午線(経線)を基準とする地図上の北を表すものです。建築図面でよく掲載されているあの北を指し示す記号です。
方位磁石(コンパス)上での北を示します。
方位磁石が示すN極は、地球が回転する際に軸にしている地軸は傾いています。
この傾きのことを【偏角(へんかく)】といいます。
たとえば札幌は真北より9.50度、東京は7.00度、大阪は6.50度、福岡は6.40度のずれ(偏角)があります。
地図を見る時は、二次元(平面)なのでわからないのですが、実際の地球は丸いので地域によって
差があるのです。真北と磁北の違いについては、国土地理院(https://www.gsi.go.jp/)から開示され
ているデータがあるので、詳しく知りたい時はそちらで確認しましょう。
風水や易学の学校では、わかりやすいので真北説で教えているところもありますが、私は【磁北説】を
採用しています。
風水と間取りと方角は人によって違う?
風水の間取りの方角というのは、生年月日と性別で割り出す【本命卦】によって違いがあります。
この【本命卦】によって、その人自身の「吉方位」と「凶方位」が決まってくるからです。人間が地上に生まれたとき、「地球の磁場」の影響を受け、自分の体内に磁場が作られます。
この生まれつき備わった磁気を感応する「磁場の気質」のことを本命卦(ほんめいか)と言います。
また、大地や家にもそれぞれの磁場があります。人間の体の中の磁場とその【磁場】同士の相性が重要なのです。その上、男と女は磁気のN極とS極のように陰陽が逆転しています。
【九星気学】では、男女とも同じ方位として考えていますが、【本命卦】では男女の磁場は陰陽で分けて考えているためまったく違うものになります。本命卦と九星気学で決定的に異なるのは、「五黄土星」の扱いです。
当然のことながら、【磁場】の相性が良いと英気を養うことができ運気も招き寄せることができます。
北から順番に8つの方角に区切る
家の中心【太極】から北、南、東、西、西南、北西、北東、東南を45度ずつ区切って線を引き方角を
定めます。
自分の本命卦を確認する。
※1月1日から2月3日(各年の節分前)の夜の23:00までに生まれた方は、前年生まれとみなします。
【東四命】 ⇒ 「北・東・東南・南」が吉方位になります。
【西四命】 ⇒ 「北東・南西・西・北西」が吉方位になります。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、風水における間取りの方角についてご紹介しました。
実際に、自分にあった方角を調べるのってけっこう大変ですよね?
この記事を読んで頂き、間取りの方角の重要性がわかっていただけたかと思います。
もし迷ってしまったり、わからないことがあれば、麒麟堂でも相談を行っていますので、気軽にお問い合わせページからコメントしてください。